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2025.09.09 コラム

【完全ガイド】防災リュックの作り方|中身リストと選び方

 

地震や豪雨など、いつ起こるかわからない災害に備えて、「防災リュックを準備しなくては」と考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、いざ準備を始めようとすると、防災リュックの作り方がわからなかったり、中身は何をいれますか、といった具体的な疑問が出てきますよね。
また、防災グッズ自分で揃えた方が安いのか、防災リュックの非常食は何日分必要ですか?というコストや量の問題も気になるところです。この記事では、そうした疑問を解決するために、防災リュックの自作リストの確認方法から、100均グッズを活用した作り方、さらには子供がいるご家庭や女性ならではの作り方のポイントまで、網羅的に解説します。

ゼロからわかる防災リュック 作り方の基本

まず防災リュックの自作 リストを確認

防災リュックの準備を始めるにあたり、最初にすべきことは、信頼できる情報源が提供する「持ち出し品リスト」を確認することです。やみくもにグッズを集め始めてしまうと、本当に必要なものを見落としたり、逆に不要なものを詰め込みすぎて重くなってしまう可能性があります。

まずは、首相官邸の災害対策ページや、お住まいの自治体が発行している防災ハンドブックなどに掲載されている基本のリストを参考にしましょう。これらのリストは、多くの災害事例を基に必要なものがまとめられているため、非常に信頼性が高いです。

「何から手をつければいいかわからない…」という方は、まず公的なリストを印刷して、家にすでにあるもの、これから買い足すものをチェックしていくことから始めると、スムーズに準備が進みますよ!

基本リストを確認した上で、ご自身の家族構成や健康状態、住んでいる地域の特性などを考慮し、必要なものを追加していく「オリジナルリスト」を作成することが、最適な防災リュックを作るための第一歩となります。

リュックの基本的な中身は何をいれますか

防災リュックに入れるべき基本的なアイテムは、命を守るもの、情報を得るもの、衛生を保つものに大別できます。以下に、最低限これは入れておきたいというアイテムを表にまとめました。

カテゴリ アイテム名 補足説明
貴重品・情報 現金(公衆電話用に硬貨も)、身分証のコピー 停電時は電子マネーが使えないため現金は必須です。
携帯ラジオ、モバイルバッテリー、予備電池 スマホの充電切れに備え、手回し充電機能付きラジオが便利です。
食料・飲料 飲料水(500mlを3〜4本) 持ち運びやすさを考慮し、小分けのものがおすすめです。
非常食(最低1日分) 調理不要ですぐに食べられる栄養補助食品や缶詰が良いでしょう。
安全・避難 ライト(ヘッドライトがおすすめ) 両手が空くため、夜間の避難や作業時に非常に役立ちます。
軍手、ホイッスル 瓦礫の撤去や救助を呼ぶ際に必要です。
ヘルメットや防災ずきん 落下物から頭部を守るために必ず用意しましょう。
衛生用品 携帯トイレ、トイレットペーパー 断水時にトイレが使えなくなるため、最優先で準備すべきアイテムです。
救急セット(絆創膏、消毒液など)、常備薬 普段から服用している薬がある方は、お薬手帳のコピーも忘れずに。
マスク、除菌シート、歯磨きシート 避難所での感染症対策や、限られた水での衛生保持に役立ちます。

これらの基本アイテムに加えて、カイロや冷却シートといった体温調節グッズ、防寒や雨対策になるレインコート、メモ代わりにもなるガムテープなどもあると非常に便利です。

防災リュックの非常食は何日分必要ですか?

災害への備えとして、非常食は最低でも3日分、可能であれば7日分(1週間分)を用意することが推奨されています。

なぜなら、大規模な災害が発生した場合、人命救助が最優先される発災から72時間(3日間)は、支援物資がすぐには届かない可能性が高いからです。この「72時間の壁」を自力で乗り切るためにも、最低3日分の食料と飲料水は不可欠と言えます。

 

備蓄量の目安

  • 飲料水:1人1日3リットル × 3日分 = 9リットル
  • 食料:1人1日3食 × 3日分 = 9食

これはあくまで最低限の目安です。ご自身の体格や活動量に合わせて調整してください。

防災リュックに入れる非常食は、避難時に持ち運ぶ「1次備蓄」にあたるため、まずは1日分を目安に、軽くて調理不要なものを中心に揃えましょう。そして、残りの2日分以上は、自宅で避難生活を送るための「2次備蓄」として保管しておくのが理想的です。

非常食を選ぶ際は、アレルギーへの配慮も忘れないようにしましょう。また、普段から食べ慣れている味のものや、お菓子など少しでも気持ちが安らぐものを用意しておくことも、ストレスの多い避難生活を乗り切るための重要なポイントです。

 

防災リュックの作り方 100均グッズ活用術

防災グッズをすべて専門のショップで揃えようとすると、費用がかさんでしまうことがあります。しかし、100円均一ショップをうまく活用すれば、コストを抑えながらも充実した防災リュックを作ることが可能です。

100均には、防災に役立つアイテムが数多く揃っています。特に、消耗品や複数の用途で使えるグッズは100均での購入がおすすめです。

100均で揃えたいおすすめ防災グッズ

  • 軍手:ガラスの破片などから手を守ります。
  • レインコート:雨を防ぐだけでなく、防寒対策や着替えの際の目隠しにもなります。
  • アルミ保温シート:薄くて軽いのに保温性が高く、体温維持に役立ちます。
  • ウェットティッシュ・除菌シート:断水時でも体を清潔に保てます。
  • ポリ袋(大小様々なサイズ):ゴミ袋としてはもちろん、水の運搬や衣類の防水、簡易的なトイレにも活用できます。
  • 携帯トイレ:1回分ずつ個包装になっているものが便利です。
  • 小型ライト・ホイッスル:キーホルダータイプのものがかさばりません。
  • 圧縮タオル:水で戻せば普通のタオルとして使え、省スペースです。

ただし、ライトやラジオなどの電子機器は、防災用に設計された製品と比較して耐久性や電池の持ちが劣る場合があります。命に関わる重要なアイテムは、信頼性の高い製品を選ぶことを検討しましょう。

100均グッズを賢く取り入れ、専門品と組み合わせることで、コストパフォーマンスに優れた自分だけの防災リュックが完成します。

結局防災グッズ自分で揃えた方が安い?

「防災グッズは自作するのと市販のセットを買うのと、どちらが安いのか」というのは、多くの方が抱く疑問だと思います。結論から言うと、一概にどちらが安いとは言えず、何を重視するかによってコストパフォーマンスは変わってきます。

自分で一つひとつ揃える場合、100均などを活用すれば初期費用を抑えることができます。しかし、機能性の高いランタンや長期保存が可能な食料など、こだわりのアイテムを選んでいくと、結果的に市販のセットよりも高額になるケースも少なくありません。

一方で、市販の防災セットは、専門家が必要なものを選んでくれている手軽さと安心感が最大のメリットです。メーカーが大量に仕入れることで、個人で買うよりも高品質なアイテムが安く含まれていることもあります。

自分で揃える(自作) 市販の防災セット
メリット ・自分に必要なものだけを厳選できる ・初期費用を安く抑えることも可能 ・防災意識が高まる ・手間と時間を節約できる ・専門家が選んだ安心感がある ・バランス良くアイテムが揃っている
デメリット ・知識が必要で、手間と時間がかかる ・アイテムによっては割高になる ・必要なものを見落とす可能性がある ・不要なものが含まれている場合がある ・中身を把握しにくい ・カスタマイズしにくい

時間や手間をかけずに基本的な備えを確実にしたい方は市販のセットを、自分の生活スタイルに合わせて徹底的にこだわりたい方は自作を選ぶなど、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選択するのが良いでしょう。

ライフスタイル別防災リュック 作り方と選び方

 

女性におすすめの防災リュックの作り方

基本的な防災グッズに加えて、女性は衛生用品や防犯対策グッズを準備しておくことが非常に重要です。避難所など、慣れない環境での生活は心身ともに大きなストレスがかかります。少しでも快適に、そして安心して過ごせるような工夫が必要です。

 

女性が追加で備えたいアイテムリスト

  • 生理用品:普段使い慣れているものを、少し多めに準備しましょう。下着が替えられない状況でも、おりものシートがあると清潔を保てます。
  • サニタリーショーツ:数枚あると安心です。
  • 中身の見えないゴミ袋:使用済みの生理用品を捨てる際に役立ちます。プライバシー保護の観点から必須です。
  • 防犯ブザーやホイッスル:災害時の混乱に乗じた犯罪から身を守るために携帯しましょう。リュックのすぐ取り出せる場所につけておくのがおすすめです。
  • 目隠しポンチョ:着替えや授乳の際に周囲の視線を遮ることができます。防寒・防水機能があるものだとさらに便利です。
  • 基礎化粧品・ウェットティッシュ:水が自由に使えない状況でも、最低限のスキンケアや体の清拭ができると心も落ち着きます。

また、避難する際の服装も大切です。一目で女性と分かりにくい暗い色の服や、動きやすいズボンを選ぶようにしましょう。荷物の重さも、いざという時に走って避難できる重さかどうか、事前に背負って確認しておくことが重要です。

子供がいる家庭の防災リュックの作り方

小さなお子様がいるご家庭では、大人だけの避難とは別に、子供専用の備えが不可欠です。子供の年齢によって必要なものは大きく異なるため、成長に合わせて定期的に中身を見直すようにしましょう。

【乳幼児向け】追加アイテム

赤ちゃんがいる場合は、命に直結するミルクや離乳食の備えが最優先です。

  • ミルク・哺乳瓶:お湯がなくてもすぐに飲ませられる液体ミルクや、洗浄不要の使い捨て哺乳瓶が非常に便利です。
  • おむつ・おしりふき:普段使っているものを、数日分多めに用意しましょう。圧縮袋を使うとかさを減らせます。
  • 離乳食:アレルギーに配慮し、子供が食べ慣れているレトルトパウチなどがおすすめです。
  • 抱っこ紐:両手が空くため、瓦礫などが散乱している場所でも安全に避難できます。

 

【幼児・学童向け】追加アイテム

ある程度自分のことができる年齢の子供には、不安を和らげるアイテムも大切になります。

  • 子供用の靴:ガラス片などから足を守るため、底の厚い運動靴を用意しましょう。寝室に置いておくと安心です。
  • お菓子:普段から食べ慣れているお菓子は、子供の心を落ち着かせる効果があります。
  • おもちゃや絵本:避難所での退屈な時間を過ごすために、音が出ないコンパクトなものがおすすめです。

子供自身にも小さなリュックを持たせ、お菓子やおもちゃなど「自分の大切なもの」を入れてもらうと、防災への意識を高めるきっかけにもなりますよ。

 

自作は難しい?市販品との比較

前述の通り、防災リュックを自作するか、市販品を購入するかは、一長一短があります。ここで改めて、両者の特徴を比較し、どのような人に向いているかを整理してみましょう。

防災リュックの準備で最も大切なのは、「完璧を目指しすぎないこと」です。自作は、こだわり始めると時間もお金もかかり、途中で挫折してしまう可能性があります。まずは市販の基本セットを購入し、それに自分や家族に必要なものを少しずつ追加していく、という方法も非常に賢い選択です。

自作は、時間と手間をかけてでも、自分にとって最適な防災リュックを追求したい方に向いています。防災について学びながら準備を進める過程そのものが、いざという時の行動に繋がるというメリットもあります。

一方、市販品は、「防災準備の第一歩を、手軽かつ確実に踏み出したい」という方に最適です。仕事や育児で忙しく、一つひとつグッズを選ぶ時間がない方でも、市販セットなら購入するだけで最低限の備えが完了します。

監修者がいる防災セットの安心感

市販の防災セットを選ぶ際に、一つの大きな判断基準となるのが「誰が監修しているか」という点です。近年では、防災士や被災経験者がその知識と経験を基に、中身を厳選した防災セットが数多く販売されています。

こうした専門家が監修したセットには、素人が自作する際にはなかなか気づきにくい、実践的なアイテムが含まれていることが多いです。

 

監修者付きセットのメリット

  • 被災生活のリアルな視点:実際に被災した方が「本当に必要だった」「これがあって助かった」と感じたアイテムが盛り込まれている。
  • 見落としがちなアイテムの網羅:例えば、避難所の硬い床で眠るためのエアーマットや、プライバシーを確保するための簡易テントなど、QOL(生活の質)を維持するためのグッズが含まれている。
  • 質の高いアイテム選定:数ある防災グッズの中から、耐久性や機能性に優れたものが選ばれているため、いざという時に「使えない」というリスクが低い。

自分で揃えると、どうしても食料やライトなど基本的なものに目が行きがちですが、プロは「避難生活をいかに乗り切るか」という視点でアイテムを選んでいます。その差は大きいですね。

ただグッズが詰め合わせてあるだけでなく、その背景にある「経験」や「知識」にこそ、監修者がいる防災セットの本当の価値があると言えるでしょう。

時間がない人にはHIHの防災セット

「防災の必要性は理解しているけれど、自作する時間も、たくさんの市販品を比較検討する余裕もない…」そんな多忙な方にこそおすすめしたいのが、HIH(株式会社ヒカリネット)の防災セットです。

HIHの防災セットは、東日本大震災を経験した防災士が監修しており、被災者のリアルな声を徹底的に反映した内容となっています。ただ生き延びるだけでなく、避難生活を少しでも快適に過ごすための工夫が随所に凝らされているのが最大の特徴です。

 

HIH防災セットのおすすめポイント

  • 防災士による厳選された中身:被災経験に基づき、本当に役立つアイテムだけを無駄なくパッケージ。
  • デザイン性の高いリュック:玄関やリビングに置いても景観を損なわない、スタイリッシュなデザイン。普段使いも可能です。
  • 充実したラインナップ:1人用から家族用、さらには子供向けや高齢者向けなど、多様なニーズに応えるセットが用意されています。
  • 品質へのこだわり:長期保存可能な食料や水、多機能ラジオライトなど、採用されているアイテムの品質が高いと評判です。

防災リュックの作り方に悩んだり、何を選べば良いか分からないという方は、まずはHIHのような信頼できる防災セットを一つ備えておくことで、大きな安心感を得られます。それをベースに、ご自身の家庭に必要なものを追加していくのが、最も効率的で確実な備えと言えるでしょう.

まとめ:自分に合う防災リュック 作り方

この記事では、防災リュックの作り方について、基本的な中身からライフスタイル別のポイントまで詳しく解説してきました。最後に、今回の内容をリスト形式で振り返ります。

  • 防災リュックの準備は公的機関の自作リスト確認から始める
  • 基本的な中身は水、食料、ライト、トイレ、衛生用品など
  • 非常食は最低でも3日分、飲料水は1人1日3リットルが目安
  • 100均グッズは消耗品を中心に賢く活用する
  • 自作は自由度が高いが、市販品は手軽で確実な備えができる
  • 防災グッズを自分で揃えた方が安いとは一概には言えない
  • 女性は生理用品や防犯グッズなど独自の備えが必要
  • 子供がいる家庭は年齢に合わせたミルクやおむつ、おもちゃを用意する
  • 自作が難しいと感じたら、まずは市販の基本セットから始めるのがおすすめ
  • 防災士など専門家が監修したセットは実践的で安心感が高い
  • 被災経験者の声が反映されたHIHの防災セットは多忙な方に最適
  • リュックは玄関など、いざという時にすぐ持ち出せる場所に置く
  • 中身は年に1〜2回、定期的に見直しを行うことが重要
  • 完璧を目指さず、できるところから始めることが防災の第一歩
  • 自分と家族にとって最適な防災リュックの作り方を見つけよう

 

 

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本記事は、株式会社ヒカリネットの編集部が、代表で防災士の後藤秀和による監修のもと執筆しました。

  

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