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女性の防災リュックは何キロまで?5kgに抑える選び方【防災士】

こんにちは。HIH 公式オンラインショップ ひかりBOSAI、防災士の後藤です。
「防災リュックを用意したいけれど、重くて背負えるか心配」「母に贈りたいけれど、何キロまでなら大丈夫?」――そんなご相談を、私たちはよくいただきます。
女性の防災リュックとは、災害が起きたときに自分で背負って歩いて避難できる重さに収めた、非常用の持ち出し袋のことです。
結論から言うと、重さの目安は「自分が背負って歩ける重さ」です。HIHではひとつの目安として女性は5kgまでをおすすめしています。そのうえで、5kg以下でも重く感じる方は「中身を家の備蓄に回す」「荷物を分けて持つ」「形を変える」の3つで負担を減らせます。
この記事の要点
- HIHでは、女性の防災リュックは5kgをひとつの目安にしています
- 水・食料込みで約4.5kgのセットでも「重い」と感じる方がいます
- 水や食料は持ち出し用と家の備蓄に分けると、背中の荷物を軽くできます
- 重さが心配な方は、ショルダー型や2人で分けて持つ方法があります
- 買ったら一度背負って、家の周りを歩いて確かめてください

女性の防災リュックは何kgが目安?

防災リュックの重さの目安は、調べる先によって数字がかなり違います。だからこそ、数字より先に「自分の体力で背負って歩けるか」を基準にしてください。
HIHの目安は女性5kg
HIHでは、歩いて避難するときの負担を考え、男性8kg・女性5kgをひとつの目安にしています。年齢・体力・避難経路によって調整し、実際に背負って確かめてください。
避難のときは、リュックを背負ったまま暗い道や階段を歩いたり、雨の中を移動したりすることもあります。持ち上げられる重さではなく、背負ったまま歩き続けられる重さで考えることが大切です。
4.5kgでも「重い」と感じる声

私たちの「ハザードリュック36点セット」は、水や食料を含めた総重量が約4.5kgです。1万円以上の防災セットの中では軽い部類に入ると考えています。
それでも、ご年配の女性のお客様から「重い」という声をいただいています。5kgを下回っていても、重さの感じ方は人によって違うということです。だから私たちは、5kgを「これ以下なら誰でも大丈夫」という数字ではなく、「これを超えないように抑える上限」として考えています。
自治体の目安との違い
自治体の中には、もっと重い数字を示しているところもあります。たとえば長野県の県政出前講座のQ&Aでは、リュックなどに入れる重さの目安を男性で15kg、女性で10kg程度とし、自分で背負って行動できる重さにするよう案内しています(長野県「県政出前講座でいただいたご質問」)。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| HIHの目安 | 8kg | 5kg |
| 長野県の目安 | 15kg程度 | 10kg程度 |
数字は違っても、「自分で背負って行動できる重さに」という考え方は同じです。HIHの5kgは、避難の負担をできるだけ小さくするための、軽めの目安です。
重さを5kgに抑える3つの工夫
「入れたいものが多くて、5kgに収まらない」という方は、次の3つを試してください。
水と食料は家の備蓄に回す
防災リュックで一番重くなりやすいのは水です。首相官邸のページでは、飲料水は1人1日3リットルを目安に3日分を備えるよう案内しています(首相官邸「災害が起きる前にできること」)。1人3日分で9リットル、重さにすると約9kgです。これを全部リュックに入れると、それだけで5kgを大きく超えてしまいます。
防災リュックは、避難した直後をしのぐための「持ち出し用」です。水や食料の多くは家の備蓄として置いておき、リュックには避難直後に必要な分だけを入れる。この分け方で、背中の荷物はぐっと軽くなります。
水の量の目安(1人あたり)
飲料水:1日3リットル × 3日分 = 9リットル(約9kg)
全部をリュックに入れると、それだけで5kgを大きく超えます。
荷物を2つに分けて持つ

ご夫婦や親子で暮らしているなら、1つの大きなリュックに2人分を詰めるより、1人1つずつに分けたほうが軽くなります。体力のある人が重いものを、体力に自信のない人が軽いものを持つ、という分け方もできます。
HIHの2人用防災セットは、リュックが2個に分かれています。2人が同時に動けるようにするための考え方です。詳しくは2人用防災セットのページでご覧いただけます。
背負ったまま家の周りを歩く
重さは数字だけでは分かりません。防災リュックが届いたら、一度背負って家の周りや、近くの避難場所まで歩いてみてください。
肩が痛くなる、途中で休みたくなる、と感じたら、中身を減らすか、次の章で紹介する軽い形を検討するサインです。
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女性が背負いやすいバッグの選び方

重さと同じくらい大切なのが、バッグの形と置き場所です。
形で選ぶ:リュックかショルダーか
両手が空き、重さが背中全体に分かれるのはリュック型です。玄関に置いておき、つかんで背負って出る使い方に向いています。
一方、とにかく軽さを優先したい方には、ショルダー型の防災バッグという選び方があります。中身を絞って軽くしている分、肩にかけてさっと持ち出せます。重いリュックを背負うのが不安な方や、ご年配の方には、まずこの形から考えてみてください。
| リュック型 | ショルダー型 | |
|---|---|---|
| 特長 | 両手が空き、重さが背中全体に分かれる | 中身を絞って軽く、肩にかけてさっと持ち出せる |
| 向いている使い方 | 玄関に置いておき、つかんで背負って出る | とにかく軽さを優先したいとき |
| 向いている人 | 背負って歩ける体力に不安がない方 | 重いリュックを背負うのが不安な方、ご年配の方 |
色と見た目は置き場所で選ぶ

「女性用の防災リュックは何色がいいの?」という質問もよく見かけます。私は、色は好みより「置き場所」で選ぶのがよいと考えています。
防災リュックは、押入れの奥にしまうと、いざというときに取り出せません。玄関や寝室など、すぐ手が届く場所に出しておくことが大切です。そのためには、部屋になじんで「出しっぱなしでも気にならない」色や見た目のものを選ぶと、置き場所に困りません。
年配の方は「軽さ」を最優先に
離れて暮らすお母さまに贈る場合や、ご自身の体力に不安がある場合は、中身の多さより軽さを優先してください。どれだけ中身が充実していても、背負えなければ持ち出せません。
ただし、軽いセットは中身の点数や内容も変わります。足りない分は、家の備蓄や普段持ち歩くもので補う、と考えておくと安心です。
重さで比べるHIHの1人用セット
私たちの1人用セットの中から、重さを基準に3つを並べました。重さはいずれも水や食料を含めた目安です。

| 商品 | 価格(税込) | 重さの目安 | こんな方に |
|---|---|---|---|
| ハザードバッグ Regular | 7,480円 | 約2kg | とにかく軽さを優先したい方、ご年配の方 |
| ハザードリュック36点セット | 15,800円 | 約4.5kg | 5kg以内で、中身もしっかりそろえたい方 |
| ハザードリュック エルピス solar | 19,800円 | 約4.5kg | 停電中のスマホ充電も備えたい方 |
ハザードバッグ Regularは約2kgと、3つの中で最も軽いショルダー型です。リュックを背負うのが不安な方の、最初の一歩になります。
ハザードリュック36点セットは約4.5kgで、5kgの目安に収めつつ中身をそろえたセットです。ただ、先ほどお伝えしたように、ご年配の女性には重く感じられることがあります。届いたら一度背負って確かめてください。
ハザードリュック エルピス solarは、ソーラーパネルが付いたセットです。停電の中で私が一番困ったのは、スマホの充電でした。晴れていれば、約1時間でスマホの電池を20〜25%程度充電できる目安です(天候・角度・季節で変わります)。重さは約4.5kgです。
会社や町内会で、女性社員や役員の分をまとめて用意する場合は、人数や予算に合わせてご提案します。会社でまとめて用意する場合はこちら、町内会・自治会でまとめて用意する場合はこちらからご相談ください。
まとめ

- 女性の防災リュックは、HIHでは5kgをひとつの目安(上限)にしています
- 約4.5kgのセットでも、ご年配の女性には重く感じられることがあります
- 水や食料は家の備蓄に回し、リュックには避難直後の分だけを入れます
- 重さが心配なら、ショルダー型や、家族で分けて持つ方法があります
- 届いたら背負って歩き、自分に合う重さか確かめてください
2011年の東日本大震災を福島で経験した私たちは、「大切な人を、死なせない。絶望させない。」という思いで防災セットを作っています。背負えない防災リュックでは、その思いは届きません。ご自身や大切な方が、無理なく持ち出せる重さを選んでください。
よくある質問
- Q. 女性は防災リュックを何キロまでなら背負えますか?
- A. 体力や年齢によって違います。HIHでは歩いて避難するときの負担を考え、女性5kgをひとつの目安にしています。ただし5kg以下でも重く感じる方がいるので、実際に背負って歩いて確かめてください。
- Q. 女性用の防災リュックは何色がいいですか?
- A. 色は好みより置き場所で選ぶのがおすすめです。玄関や寝室など、すぐ手が届く場所に出しておけるよう、部屋になじんで出しっぱなしでも気にならない色や見た目を選ぶと、置き場所に困りません。
- Q. 高齢の母に贈りたいのですが、重さが心配です。
- A. 中身の多さより軽さを優先してください。ショルダー型のハザードバッグ Regular は約2kgです。また、ご夫婦で暮らしているなら、荷物を2つに分けて持てる2人用セットも選択肢になります。
- Q. 重さを減らすために中身を減らしても大丈夫ですか?
- A. 防災リュックは避難直後をしのぐための持ち出し用です。水や食料の多くは家の備蓄に回し、リュックには避難直後に必要な分を入れる、という分け方がおすすめです。減らした分は家の備蓄で補ってください。
🛡️ 防災士監修記事
後藤 秀和(ごとう ひでかず)
防災士/株式会社ヒカリネット 代表取締役
福島県福島市の株式会社ヒカリネット代表。2011年の東日本大震災を福島で経験し、その体験から防災ブランド「ふくしまの防災 HIH ヒカリネット」を立ち上げました。HIHは「Hope is Here(希望はここにある)」の頭文字です。「大切な人を、死なせない。絶望させない。」を理念に、被災体験をもとにした防災セットを企画・販売しています。これまでに累計20万セットをお届けし、法人・自治体など300社以上にご導入いただいています。
